ワックスがけをする時の注意点とは?

フローリングを綺麗に保つお手入れ方法としてワックスをかける機会があるかもしれません。ワックスは何でも良いわけでは無い事を事前に知って頂き、正しくフローリングの輝きを保ってください。

樹脂系ワックス とオイルワックス

フローリングに使うワックスには大きく分けて2種類あります。ひとつが「樹脂系ワックス」。もう一方が自然塗料による「オイルワックス」です。

樹脂系ワックスは塗膜が厚く硬くなるために傷に強いという利点がありますが、用途の基本が ツヤ出しのため、木材のもつ本来の風合いは活かしづらくなります。反対にオイルワックスは、塗膜を作らないため、木の風合いが活きますが、水や傷からの保護性能は落ちてしまいます。

複合材フローリングでは、樹脂系ワックスによるお手入れがおすすめです。

まずは下準備として汚れを掃除機やモップなどでとり、しっかり水拭きして表面の汚れを落とします。この時、中性洗剤以外は使用してはいけません。トラブルの原因になります。しっかり乾かした後は、薄く延ばして塗り、乾かしてもう一度重ね塗りします。基本的には下地のワックスを剥離する必要はなく、重ね塗りでOKです。ワックス剥離はフローリングに負担をかけますので、上塗りは半年に1回程度、ワックスを剥離しての塗り替えは4~5年に1度程度が目安となります。

無垢フローリングは、木の呼吸を妨げないワックス選びが重要になります。そのため、コーティング素材である樹脂ワックスはおすすめできません。自然素材のワックスを利用することをおすすめします。蜜蝋や植物性の油脂を使った天然ワックスでしたら、木の呼吸を阻害することなく、調湿効果を維持できます。油脂ですので撥水効果があり、ツヤの出方も自然です。子供やペットのいるお家でも安心・安全に利用できる点も魅力です。しかし、表面をコーティングしない分、傷などへの耐性は劣ります。また。定期的に塗り直し作業が必要になります。

ワックスがけの注意点まとめ

ひとことにワックスといっても、たくさんの種類が出ています。仕上がりの色合い、床の材質への適性を見て選びたいですよね。定期的な塗り直しは大変なようにも思えますが、お手軽に使えるシートタイプやスプレータイプなど、メンテナンスのしやすさにも気を使ったアイテムがたくさんあります。

シートタイプやスプレータイプは、ワックスの耐久性は低くても手軽に塗り直せるのがメリットです。床材の相性とメンテナンスのしやすさを考えて選びたいですね。

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