床暖は?ペットは?特殊対応のフローリングについて

そのフローリング、床暖房OK?

フローリング選びで困るのは、材質により床暖房に対応しているかどうかです。「複合フローリング」は大体が床暖房に対応していますが、「無垢フローリング」の場合は熱による隙間の発生や反りが気になるようになってしまいます。無垢フローリングでも床暖房対応のものはありますが、かなり割高になってしまいます。どうしても、という方以外は、床暖房なら複合フローリングが無難な選択と言えるでしょう。

そのフローリング、ペットが考慮されている?

最も頭を悩ませることになるのは、ペットと一緒に暮らしている場合でしょう。ペットの爪によるひっかき傷はフローリングを傷める原因になります。またフローリングは、水汚れについてはある程度配慮されていても、ペットのおしっこによるアンモニア汚れには弱く、だんだん黒いシミができてくることも。そうなると、貼り換えない限り美しいフローリングは戻ってきません。そして通常のフローリングでは肉球では滑りやすいので、ペットの足腰に負担がかかってしまうのも問題です。

人間とペットに配慮したフローリング材が開発 されている

ペットのいるご家庭でも扱いやすい「クッションフロア」もありますが、やはり見た目の高級感を考えればフローリングにしたいもの。最近では、人間と犬猫の双方に配慮したフローリング材が開発されています。
こういったフローリングは傷や汚れに強く、おしっこなどのアンモニアよごれもすぐにふき取れば傷むことはありません。傷に強いので、車いすや重い家具などにも耐えられ、人にとっても都合の良いフローリングです。
また、ペットの歩行にも優しい、滑り止め効果の高い表面加工がされているものも出てきました。ただし、完璧なものではありませんので、ペットの爪のお手入れや、肉球周りの毛のお手入れをしっかり行うようにしましょう。

無垢材ではペットに対応できるのかといえば、対応すること自体は可能です。傷がつきやすいですが、傷そのものが経年によって味わい深くなるのが無垢材の特徴です。最初から表面加工を加えることで木目を強調し、傷を目立ちにくくする無垢フローリングもあります。なるべく濃い色のものを選び、柔らかい材質の無垢材を選べば、ペットの負担も少なく傷もさほどわからなくなります。ペット用滑り止めのコーティングもありますよ。ただし、アンモニアにはやはり弱くなります。早めのふき取り掃除が重要です。
ペット対応の床材は床暖房対応のものが多いので、床暖の施工と同時にフローリングの張替えを行うことをおすすめいたします。

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